こんにちは、リリィです!
この記事では、ヨーロッパの寝台列車についてご紹介します。実際に利用したオランダ(Amsterdam)ースイス(Basel)間の寝台列車(NightJet)の写真を利用しています。
・ヨーロッパの寝台列車ってどんな感じなの?
・利用時の注意点を知りたい!
・価格を知りたい!
ヨーロッパの寝台列車について
ヨーロッパには深夜に走る列車が沢山あり、日本より気軽に利用することができます。
寝台列車と便宜上記載していますが、ヨーロッパの電車は深夜列車です。ですので、ちょこちょこ停車しますし、長距離列車扱いではありません。
移動時間
私が利用した寝台列車は下記の時間で運行しました。
こちらの電車はZuerich Hbまで行きますので、特別Baselに思い入れがなければ直行をオススメします。今は時間が変わっていますので、必ずご確認ください。
Amsterdam Centraal 20:28 = 直通 = 06:20 Basel Sbb
座席の種類
日本の寝台列車(サンライズ瀬戸・出雲)と大きく違う点は、寝台列車部分と普通の座席が存在する点です。前述したとおりあくまで深夜運行列車であり、お昼に乗る普通の座席の車両と寝台車両がくっついた形になっています。なので検索すると同じ時間で2種類表示されます。青いNJ(Night Jet)が寝台列車になります。


普通座席をちらっとのぞいたところ、混んでいてゆったり座るという感じではありませんでした。座席も普通列車のものなので何時間も座って過ごすのはかなり厳しいと思います。
一方、寝台列車は1~6人分の簡易ベッドがある乗り合いクッシェ(Couchette)と、プライベートルームなどがあります。写真は私が利用した6人用のクッシェです。この時は利用者は4人だったので右真ん中のベッドは折りたたまれていました。毛布、シーツ、枕が人数分あるので利用できます。お水(500ml)も1本/人用意されていました。



荷物は一番下のベッドの下に置きます。毛布はかなり薄いので寒がりな方は着こむかアウターを準備しておきましょう。また、枕はペタンコなので自分の洋服を丸めるなど調整するのがおすすめです。寝心地は思ったより良く、ぐっすり眠れました!
※貴重品は肌身離さず隠しましょう。金庫などはありません。
※注意事項
・貴重品管理は厳重に
ロッカーなどはありませんので、貴重品は洋服の中に隠すなど自己責任で管理しましょう。
目的の駅に着いたら乗客はどんどん降りていくので、そのまま持っていかれないように気を付けましょう。
・飲み物食べ物は持ち込む
寝台列車を兼ね備えた普通列車という扱いのため食堂がありません。お水は車掌さんが持っていることもありますが、キャッシュ&おつりなしでしか購入できません。途中の駅に停まっている間に買うなんてこともできません。(降りたら再度乗車はできません。)

置いてあるお水はすぐに飲んでしまい追加で欲しかったのですが、車掌さんに「ぴったりのコイン持っていないなら売れないよ」と言われてしまいました。
・ユーレイルパスで乗車できる
普通座席は追加料金なしで乗車することができますが、寝台列車は追加料金が必要です。事前にOBBのサイトで予約しておきましょう。深夜列車を降りたあと別の列車に乗るには新しく有効にしたチケットが必要になりますので、どこまで行くかよく計画を立てておいた方が◎です。
ユーレイルパスについての記事はこちら。
Nightjetのルート検索方法の徹底解説はこちら。
気になる価格
アムステルダム – チューリッヒ間(2024年9月現在) ※日によって異なります。
クッシェ(4~6人部屋):€39~€50 乗車料金込み
スリーバーキャビン(1~3人部屋):€100~
ユーレイルパスがあれば、乗車料金は不要になるので予約時にシート代だけ支払えばOKです。
Night Jet Link
この記事ではオランダースイス間を紹介しましたが、イタリアやパリなどいろいろなところに行くことができます。
下記の公式サイトでどのルートがあるか探してみてください!
※最大画面にしないと言語選択のアイコンが出てこない可能性があります。
まとめ
・寝台列車はとても便利でコスパ◎
・お水や食べ物は持ち込み必須
・ユーレイルパスを利用して乗車できる
・貴重品は肌身離さず厳重に管理する
列車の窓からみる朝日はとても素敵で、すごく良い経験ができました。また利用すると思います!
また同室の方がワインを持ち込んでいたので一緒に飲んでお話したりと楽しく過ごせました!それでは、よい旅を!
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